夏の京都を満喫!法観寺・三千院・瑠璃光院を巡る古都genic⛩な1泊2日旅ガイド🎐②
夏の京都を満喫!法観寺・三千院・瑠璃光院を巡る古都genic⛩な1泊2日旅ガイド🎐 の2日目の記事になります。
もし良ければ、1日目の記事もご覧ください。
旅の概要
◼️旅の概要
日程:2023年8月5日〜6日(1泊2日)
観光名所:
法観寺、大原三千院、瑠璃光院、
正寿院、平等院鳳凰堂、伏見稲荷大社
旅費:50000円/人
■地図
今回撮影で利用したカメラは、α7c、Zfc、X-T5です。
1.風鈴の音が美しい正寿院
2日目は京都駅より南側を旅します。
最初の目的地は正寿院です。あまり聞き慣れない名前かと思います。それもそのはず、京都駅からは20km以上離れているのでなかなか訪れる機会が無いです。しかし、このお寺夏のイベントが有名なので撮影に行きたいと思います。
まずは地下鉄で宇治駅に到着。ここからバスに乗り換え。期間限定で宇治茶バスが運行するので今回はこれを利用。宇治茶バスの詳細については下記をご覧下さい。宇治茶バスは内装もおしゃれなので、ぜひ乗ってみて下さい。
バスに揺られること40分ほど、最寄りのバス停に到着です。ここから800mほど歩きます。
この季節 風鈴まつりが開催されている為、数多の風鈴を鑑賞することが出来ます🎐
実はこの風鈴一定期間で種類が変わります。7月上旬が紫陽花、8月まで向日葵、9月は秋桜だそうです。本旅行は8月なので向日葵の風鈴を見ることが出来ました🌻
正寿院
正寿院(しょうじゅいん)は、日本の京都府宇治田原町にあるお寺で、美しい風景と独自の建築デザインで知られています。正寿院は、特にその「ハート型の窓」や「猪目窓(いのめまど)」、華やかな天井画で有名です。以下、正寿院の主要な見どころや歴史、特徴についてご紹介します。
主な見どころ
- ハート型の猪目窓
正寿院の「客殿(きゃくでん)」にある猪目窓は、ハートの形をした窓で、日本の伝統的な意匠を活かしつつ現代的な愛のシンボルにも見立てられています。この窓からは庭園を眺めることができ、美しい自然と調和した景色が広がります。 - 天井画
客殿の天井には、日本の四季や美しい自然をテーマにした160枚以上の絵が描かれており、圧倒的な色彩と繊細なデザインで観光客の目を楽しませてくれます。この天井画は日本の若手絵師たちによって描かれ、現代アートとしての一面も持ち合わせています。 - 庭園
正寿院の庭園は枯山水様式の庭園で、シンプルでありながらも深い美しさを持っています。春の新緑や秋の紅葉、雪景色など、四季折々の風景が楽しめ、訪れる時期によって違った表情を見せてくれます。
歴史
正寿院は、800年以上の歴史を持つとされ、平安時代の終わりから鎌倉時代にかけて建てられたと伝わっています。元々は護国寺(ごこくじ)という大寺院の一部だったとされていますが、時代の流れとともに護国寺が衰退し、正寿院だけが残りました。
アクセス
正寿院は京都市内からやや離れた静かな場所にありますが、電車やバスでアクセスが可能です。特に週末や紅葉の季節には観光客が多く訪れますので、事前に訪問の計画を立てると良いでしょう。
公式サイトはこちら。
もちろんそれだけではなく、様々な種類の風鈴が飾られているので、時間を忘れて楽しむことができます。
風鈴だけでも十分訪れる価値があるのですが、正寿院にはもう一つ有名なスポットがあります。
それが猪目窓。
インスタで良く目にするハート型の窓です。そして寝転んで見てほしいという思いで作られた天井絵。こちらも風鈴に見劣りせず綺麗です。
そして、各都道府県をイメージして作られた風鈴。
見所が多く気づけばバスの時刻に。続いては平等院鳳凰堂を目指します。
宇治茶バスで宇治駅まで戻ります。ここで良い時間になったのでお昼にします。宇治と言えばお茶が有名と言うことで、茶蕎麦を頂きました。蕎麦粉の割合が少なめなのか、ツルツルしているのが特徴。
お腹を満たしたとこで、平等院へ向かいます。
2.水面に映る平等院鳳凰堂
こちらが平等院鳳凰堂。
平等院鳳凰堂
平等院鳳凰堂(びょうどういんほうおうどう)は、京都府宇治市にある仏教寺院で、日本の平安時代の美術と建築を代表する名所として有名です。特に「鳳凰堂」と呼ばれる建物は、日本の10円硬貨の図柄にも採用され、日本文化を象徴する建築の一つとされています。
歴史
平等院は、平安時代中期の1052年に藤原頼通(ふじわらのよりみち)によって創建されました。元々は、頼通の父である藤原道長(ふじわらのみちなが)の別荘でしたが、彼の意向で寺院として改装されました。1053年には、阿弥陀如来像を安置するための「鳳凰堂」が完成しました。この堂は「阿弥陀堂」とも呼ばれ、極楽浄土を地上に表現する建物として平安貴族の浄土信仰を象徴しています。
鳳凰堂の特徴
鳳凰堂は、中央の「中堂(ちゅうどう)」、左右の「翼廊(よくろう)」、背面の「尾廊(びろう)」からなる独特の構造を持っています。建物全体が鳥が翼を広げたように見えることから「鳳凰堂」と名づけられました。
主な特徴
- 阿弥陀如来像 鳳凰堂の中央には、平安時代の仏師・定朝(じょうちょう)によって制作された阿弥陀如来像が安置されています。この像は、日本で最も優れた仏像彫刻の一つとされ、穏やかな表情が特徴です。
- 極楽浄土の表現 鳳凰堂は、極楽浄土の世界を地上に表現した建物です。建物の周囲に池を配置し、水面に反射する堂の姿が幻想的な景観を作り出しています。建物の内部には52体の雲中供養菩薩像が配置されており、楽器を持ち、雲に乗って極楽浄土に遊ぶ様子が描かれています。
- 鳳凰の装飾 鳳凰堂の屋根には、左右に一対の金色の鳳凰(ほうおう)が飾られています。この鳳凰は、平安時代の日本人が理想とした極楽浄土の象徴です。現在も屋根の上に輝く鳳凰像は、精巧な復元作業によって保たれています。
- 庭園 鳳凰堂を取り囲む池泉回遊式庭園は、平安時代の様式を取り入れたもので、国の名勝にも指定されています。特に紅葉や桜の季節には、美しい風景が広がり、訪れる人々を魅了します。
観光情報
平等院鳳凰堂は、観光シーズンになると多くの人が訪れます。敷地内には「平等院ミュージアム鳳翔館(ほうしょうかん)」も併設されており、鳳凰堂や阿弥陀如来像に関する展示、さらには当時の美術工芸品を見ることができます。
アクセス
京都市からは電車で宇治駅まで行き、そこから徒歩で平等院にアクセスできます。平等院は宇治川沿いに位置しており、近隣には宇治茶の専門店やカフェも多く、散策も楽しめるエリアです。
公式サイトはこちら。
横幅が広い建物なので、広角レンズがおすすめ。また、空の青を強調すると社の朱がくすみ、逆に朱を強調すると青が薄くなってしまいます。
そんな時はHDR機能を利用すると良いと思います。上の写真のように鮮やかに撮影できます。台風が近づいていたので、曇り予報でしたが綺麗に撮れました。
折角なので抹茶も頂きました。
3.琳立する鳥居 伏見稲荷大社
そして、最終目的地 伏見稲荷大社へ向かいます。こちらは誰もが知る有名観光地ですね。
宇治駅から電車で伏見稲荷駅へ移動。伏見稲荷大社に到着です。
伏見稲荷大社
伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)は、京都市伏見区にある日本を代表する神社で、稲荷信仰の総本社です。特に「千本鳥居」と呼ばれる赤い鳥居が連なる参道が有名で、日本のみならず世界中から観光客が訪れています。
歴史
伏見稲荷大社の創建は、和銅4年(711年)にさかのぼるとされ、日本最古の稲荷神社として知られています。稲荷神は、五穀豊穣、商売繁盛、家内安全、諸願成就の神として信仰されており、古くから農業や商業の守護神とされてきました。
この神社は、全国に3万社以上ある稲荷神社の総本社であり、全国の人々から厚い信仰を集めています。
主な見どころ
- 千本鳥居
伏見稲荷大社の象徴である「千本鳥居」は、赤い鳥居が山の斜面に続く長い参道です。この鳥居は、多くの信者や企業が奉納したもので、願いごとの成就やお礼参りのために奉納されてきました。鳥居の朱色は魔除けの意味があり、山を登りながら鳥居をくぐることで心が浄化されるとされています。 - おもかる石
境内には「おもかる石」という、願いごとが叶うかどうかを占う石があります。この石を持ち上げた際に、予想より軽ければ願いが叶う、重ければ難しいとされています。観光客や参拝者が、自分の願いが叶うかどうかを占う人気のスポットです。 - 稲荷山巡り
伏見稲荷大社の境内は稲荷山に広がっており、山全体が神域とされています。稲荷山を巡る参拝ルートは、頂上まで行くと約4キロメートルにもなり、ゆっくり巡ると2~3時間かかります。途中には「一の峰」「二の峰」「三の峰」といった摂社が点在し、特に稲荷山の頂上にある「奥社奉拝所(おくしゃほうはいじょ)」では絶景を楽しむことができます。 - 狐の像
伏見稲荷大社には、稲荷神のお使いとされる狐の像が至るところにあります。狐は稲穂を口にくわえた姿で彫られ、五穀豊穣を象徴しています。狐は日本の伝統信仰において神秘的な動物とされ、稲荷神社では特別な役割を担っています。 - 社殿
本殿(御本社)は、江戸時代初期の1635年に再建され、現在も美しい姿を保っています。日本の伝統的な神社建築の様式である「稲荷造(いなりづくり)」が用いられ、朱色と白のコントラストが印象的です。正面には拝殿があり、参拝者はここで願いを込めてお祈りを捧げます。
祭事
伏見稲荷大社では、一年を通じて様々な祭事が行われています。中でも代表的な祭りは「稲荷祭(いなりさい)」で、例年4月に行われます。この祭りは京都三大祭りの一つに数えられ、地元の人々だけでなく、多くの観光客も集まります。
アクセス
伏見稲荷大社は、JR稲荷駅や京阪本線伏見稲荷駅から徒歩ですぐの場所に位置し、アクセスが良好です。境内は24時間開放されており、特に早朝や夕方の静かな時間帯には、観光客も少なく、千本鳥居をゆっくり散策することができます。
この日も暑かったのですが、観光客で賑わっていました。特に鳥居が琳立する様相が外国人に人気みたいですね⛩
伏見稲荷大社も見所たくさんなんですが、これって感じのアングルが決まらず。。カメラも日々鍛錬を積もうと思います。
JR京都駅でお土産を購入し、新幹線の時刻まで京都駅のカフェでパンナコッタを頂きます。
4.2日目まとめ
如何でしたでしょうか?今回はPhotogenicという観点で京都を巡ってみました。初めて訪れた場所もありましたが、存分に楽しめました。京都の寺社仏閣は回り尽くしちゃったなぁという方もちょっと足を伸ばして古都genicな写真を撮りに行ってみては如何でしょうか?
夏の旅行は気温が高いので、小まめに水分補給を行うように心がけましょう。
次回は9月頃に北海道に行きたいと思ってます!ぜひお楽しみに✨